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高齢者(老人)|交通事故の慰謝料いくらもらった?相場理解は判例から

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高齢者(老人)|交通事故の慰謝料いくらもらった?相場理解は判例から

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「高齢者(老人)の方が交通事故にあった場合、慰謝料をいくらもらったのか…」

交通事故の相手方から支払われる金額の相場が気になったとしても、お金のことは人に聞きづらいかもしれませんね。そもそも、事故経験者が周りにいないと誰に聞いたらいいのか分からないと不安になることも多いと思います。

高齢者(老人)の慰謝料相場がどのくらいかは判例を調べる?

慰謝料は損害賠償の種類のひとつ?

入通院慰謝料・後遺障害慰謝料は基準ごとに金額に幅があるって本当?

交通事故の慰謝料をふくむ損害賠償について解説していきます。

高齢者(老人)の交通事故慰謝料の相場調査

民事裁判における損害賠償請求事件の判決(判例)から、高齢者(老人)の方がいくらもらったのか、慰謝料相場を調査しました。

高齢者(老人)の事例①69歳・後遺障害(14級に準ずる)

高齢者が自動車と衝突し、後遺障害14級に準ずる後遺障害を負った事例を紹介します。

高齢者(老人)の慰謝料①
<判例の概要>
高齢者の背中に自動車が衝突し傷害を負い、自賠責保険の後遺障害14級に非該当であるものの、後遺障害の残存について争われた事例
内訳 金額
治療費 3万9500円
交通費 34万6400円
休業損害 517万1506円
入通院慰謝料 155万0000円
後遺障害慰謝料 60万0000円
逸失利益 32万7254円
弁護士費用 60万0000円
合計 863万4660円

名古屋地方裁判所 平成16年(ワ)第1395号 損害賠償請求事件 平成17年7月15日

後遺障害14級に至らない後遺障害であるものの、14級に準ずる後遺障害として、後遺障害慰謝料と逸失利益が損害賠償に認められた事例です。

高齢者(老人)の事例②72歳・後遺障害7級相当

高齢者が原付と衝突し、歩行障害や聴力障害を負った事例を紹介します。

高齢者(老人)の慰謝料②
<判例の概要>
自転車を運転していた高齢者の方が原付と衝突し、歩行障害の後遺障害7級相当と聴力障害の後遺障害9級相当が残る怪我を負い、後遺障害慰謝料などの損害賠償が認められた事案
内訳 金額
治療費 31万0428円
交通費 4400円
入院雑費 3300円
文書料 850円
入通院慰謝料 54万0000円
後遺障害慰謝料 535万5000円
小計 621万3978円
過失相殺 –62万1398円
合計 559万2580円

大阪地方裁判所 平成23年(ワ)第3764号 損害賠償請求事件 平成25年7月16日

症状固定までの治療費や入通院慰謝料に加えて、後遺障害に認定されたことで後遺障害慰謝料の合計が損害賠償として認められた判例です。もっとも、既払金で全額補てんされているとされ請求は棄却の判決が言い渡されています。

高齢者(老人)の事例③68歳・後遺障害7級

高齢者が自動車と衝突し、7級の後遺障害を負った事例を紹介します。

高齢者(老人)の慰謝料③
<判例の概要>
横断歩道を歩行していた高齢者の方が自動車と衝突して脳挫傷などの傷害を負い後遺障害等級が認められたが、既往症の糖尿病などの関係で逸失利益が減額された事案
内訳 金額
治療費 925万1982円
交通費等 69万5362円
休業損害 296万5835円
逸失利益 1093万0090円
入通院慰謝料 204万0000円
後遺障害慰謝料 1000万0000円
小計 3588万3269円
填補額控除 –2539万8544円
弁護士費用 104万0000円
合計 1152万4725円

横浜地方裁判所 平成19年(ワ)第3945号 損害賠償請求事件 平成21年12月16日

症状固定までの治療費や入通院慰謝料に加えて、後遺障害に認定されたことで後遺障害慰謝料や逸失利益の合計が損害賠償として認められた判例です。もっとも、逸失利益に関しては既往症の糖尿病が原因で2割減額となったようです。

交通事故の慰謝料と損害賠償の関係

慰謝料は損害賠償の内訳項目の一つ

交通事故損害賠償の内訳

先ほど紹介した判例を見てくださった方はすでにお気づきかもしれませんが、交通事故の慰謝料は治療費や休業損害などと同様に損害賠償を構成する一項目です。事故によって受けた損害すべてを補償するようなイメージがあるかもしれませんが、正確ではありません。慰謝料とは、交通事故で受けた精神的苦痛に対して支払われる補償です。

交通事故の損害賠償

内訳の解説

内容
入通院慰謝料 入通院による精神的苦痛への補償
後遺障害慰謝料 後遺障害による精神的苦痛への補償
死亡慰謝料 死亡したことによる精神的苦痛への補償
治療費 怪我の治療にかかった費用
交通費 怪我の治療のために通院でかかった費用
休業補償 怪我で休業した期間の収入補償
逸失利益 後遺障害で将来的に見込まれる減額した分の収入補償

交通事故の損害賠償に関する問題で、事故の相手方・相手方が加入する保険会社から提示される金額を把握しておきたいという方は、慰謝料を含む損害賠償全体について認識しておくべきだと思います。損害賠償を簡単に自動計算してくれる計算機を用意しました。

年齢や後遺障害の等級など必要な項目を入力するだけで、損害賠償の目安を確認できます。気軽にお試しください。

相場解説|入通院慰謝料・後遺障害慰謝料

交通事故における慰謝料の金額は3つの算出基準のどれかで決められることになり、用いる基準によって相場が大きく異なります。

3つの算出基準
  • 自賠責基準
  • 任意保険基準
  • 弁護士基準

以上3つの算出基準のなかで一番高額な金額で算出できるのは弁護士基準です。では、算出基準それぞれでどのくらい金額に違いがあるのか、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料で確認してみたいと思います。

相場①入通院慰謝料

入通院慰謝料は、怪我の治療で入通院した治療期間の合計で金額が決められます。通院を1ヶ月・3ヶ月・5ヶ月・7ヶ月・9ヶ月した場合の慰謝料相場を以下の表でまとめています。参考にご覧ください。

入通院慰謝料の一例

自賠責基準(自賠)/任意保険基準(任意)/弁護士基準(弁護士)

自賠* 任意 弁護士
軽症 重症
1ヶ月 12.6 12.6 19 28
3ヶ月 37.8 37.8 53 73
5ヶ月 63 56.7 79 105
7ヶ月 88.2 70.6 97 124
9ヶ月 113.4 81.9 109 139

単位は万円
* 通院日数を月の半分以上で計算。(1ヶ月なら15日以上、3ヶ月なら45日以上の通院です。)

関連記事では上記以外の通院期間に関する入通院慰謝料についても細かく解説しています。あわせてご覧ください。

相場②後遺障害慰謝料

後遺障害慰謝料は、後遺障害等級ごとに金額が決められています。症状の程度や重さに応じて1~14までの等級で区分されています。等級別の金額相場を以下の表でまとめています。参考にご覧ください。

後遺障害慰謝料の一覧表

自賠責基準(自賠)/任意保険基準(任意)/弁護士基準(弁護士)

自賠 任意*² 弁護士
1級 1600*¹ 1900 2800
1100
2級 1163*¹ 1500 2370
958
3級 829 1250 1990
4級 712 950 1670
5級 599 750 1400
6級 498 600 1180
7級 409 500 1000
8級 324 400 830
9級 245 300 690
10級 187 200 550
11級 135 150 420
12級 93 100 290
13級 57 60 180
14級 32 40 110

単位は万円
*¹ 介護を要する場合
*² 旧任意保険の支払基準

関連記事では後遺障害慰謝料に関してさらに丁寧に解説しています。あわせてご覧ください。

まとめ

高齢者(老人)の方に対して交通事故の慰謝料がどのくらい支払われるのか、判例などを通して調査してきました。相場がいくら位なのかはつかめたでしょうか。

相場によって慰謝料の大体の金額を知ることはできますが、あくまで目安にすぎません。一律に〇〇円が必ず手にできると言い切れるものではありません。損害賠償の実際の算定では、被害にあわれた方の個別の状況を細かく反映されることになります。

ご自身の状況に沿った詳細な金額を知りたいという方は、交通事故の解決実績が豊富な弁護士に一度、相談することをおすすめします。

高齢者(老人)|交通事故の慰謝料Q&A

損害賠償の内訳項目の一つが慰謝料?

慰謝料は損害賠償の内訳項目の一つです。慰謝料とは、交通事故で受けた精神的苦痛に対して支払われる補償です。損害賠償の内訳としては、慰謝料(入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料)・治療費・交通費・休業補償・逸失利益などが主にあげられます。

慰謝料は損害賠償の内訳項目の一つ

高齢者(老人)の入通院慰謝料の相場はどのくらい?

入通院慰謝料は、入院や通院した治療期間の合計で金額が決まります。また、算定に用いる基準によっても金額が変わってきます。たとえば通院7ヶ月の場合の入通院慰謝料は、自賠責基準で88.2万円/任意保険基準で70.6万円/弁護士基準で124万円(重症)、となっています。

相場① 入通院慰謝料

高齢者(老人)の後遺障害慰謝料の相場はどのくらい?

後遺障害慰謝料は、認定を受けた後遺障害の等級で金額が決まります。また、算定に用いる基準によっても金額が変わってきます。たとえば後遺障害11級の場合の後遺障害慰謝料は、自賠責基準で135万円/任意保険基準で150万円/弁護士基準で420万円、となっています。

相場② 後遺障害慰謝料

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