「子供の交通事故では、慰謝料はいくらもらったのか…」

交通事故に巻き込まれたら事故の相手方から支払われるお金がどのくらいなのか、相場が気になると思います。

しかし、事故経験者はなかなか近くにいないでしょうし、お金のことだと気軽には聞けないものですよね。

交通事故における慰謝料をはじめとしたお金に関する疑問について解説していきます。

民事裁判における損害賠償請求事件の判決（判例）から、子供がいくらもらったのか、慰謝料相場を調査しました。

小学生の登校中の列に自動車が突っ込み、傷害を負ったという事案を紹介します。

朝の通学時間帯に通学路付近でドリフト走行を試みるなどした危険で悪質な運転が慰謝料増額の事由として考慮されたようです。

信号機のない横断歩道で起きた小学生の交通事故を紹介します。

症状固定までの治療費や入通院慰謝料、後遺障害に認定されたため後遺障害慰謝料や逸失利益に加えて、足が挫滅したことによる義足費用などが認められた判例です。

小学生が自動車と衝突し、脳外傷による高次脳機能障害を負った事例を紹介します。

症状固定までの治療費や入通院慰謝料に加えて、後遺障害に認定されたため後遺障害慰謝料や逸失利益の合計が損害賠償として認められた判例です。

先ほど紹介した判例を確認していただいた方はお気づきかもしれませんが、交通事故の慰謝料は損害賠償を構成する項目のひとつです。慰謝料とはあくまで事故で受けた精神的苦痛に対する補償が目的です。治療費や休業損害などと同じように慰謝料は損害賠償の一部となります。

交通事故の損害賠償問題において、事故の相手方または相手方が加入する保険会社から支払われる金額を知りたい方は、慰謝料をはじめとした損害賠償の全体を確認しておくべきでしょう。そこで、損害賠償をすばやく計算できる計算機の紹介です。

年齢や後遺障害の等級など必要な項目を入力するだけで、損害賠償の目安をチェックすることができます。この機会にぜひお試しください。

交通事故の慰謝料は、3つの基準のいずれかから算出されることになります。どの基準を用いるか慰謝料の相場は大きく異なります。

3つの算出基準のなかで最も高額な金額で算出されるのは弁護士基準です。では、算出基準ごとにどのくらい金額が違うのか、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料で確認してみたいと思います。

入通院慰謝料は、治療にかかった期間の合計で金額が決まります。参考に、1・3・5・7・9ヶ月通院した場合の慰謝料相場をまとめています。以下の表をご覧ください。

関連記事では入通院慰謝料についてさらに細かく解説しています。興味のある方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

後遺障害慰謝料は、認定された後遺障害等級で金額が決まります。症状の程度や重さにごとに重い方から1～14までの等級で区分されています。以下の表をご覧ください。

関連記事では後遺障害慰謝料についてさらに細かく解説しています。興味のある方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

子供の交通事故に関する判例から交通事故慰謝料の相場がどのくらいなのか調査してきました。ご自身がお悩みのケースに当てはまるものであれば参考にはなりますが、お一人ずつの状況にちょうど当てはまるものはなかったのではないでしょうか。慰謝料相場といっても一概に〇〇円だと言い切れるようなものではありません。

交通事故の慰謝料は、被害を受けた方それぞれの状況を丁寧に反映することで損害賠償額を算定することができるようになります。判例を確認したり、慰謝料計算機を使うことで大体の金額を予想することはできますが、自身の損害に見合った金額を知るには交通事故を専門的にあつかう弁護士にお問い合わせいただくことをおすすめします。